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2017-07-24
佐竹美香 作品紹介3

本日「佐竹美香展」最終日となりました。

今日は、会場に入ってすぐの大きな作品を中心に3点ご紹介します。

「ざわめきの4月の頃」2017年

4月のざわめきの頃

冬から春になる時、山がいきいきして、花が咲いたり蝶々が飛び始める4月頃のことを描きました。

4月の1ヶ月で描きました。

完成イメージがないまま描き始めました。

色を乗せていき描き進めるうちに、ある形が見えてくるとそれを追ったり、消したりしながら筆を進めていきます。

上下を反対にしたり、縦にしてみたり、絵をくるくる回すように描いていきました。

どこで終わるかということにいつも頭を悩ませます。

「6月の夕方の風」2017年

6月の夕方の風

「ざわめきの4月の頃」が、4月の1ヶ月間で描いたのに対し、この作品は6月の1ヶ月間で描きました。

制作する時間帯はいつも夕方から夜にかけてが多いのですが、その頃は夕焼けがきれいで、夕焼けを見てから制作をするということが多かったです。

その影響もあってか、いつもはあまり使わない暖色系の色を多めに使って描いています。

「夜の生き物」2010年

夜の生き物

ギャラリーの壁がないスペースに、ドローイング5点を展示しています。

この壁がないスペースは、大体の展示イメージだけを持って、具体的な展示方法が決まらないまま搬入に行きました。

そこで搬入を手伝いに来てくれていた学生さんたちが、このドローイングをテグスで吊すアイデアをだしてくれて、結果的にかっこよく展示することができて良かったと思っています。

アクリル板に紙の作品を挟んでの展示は初めてだったのですが、見に来てくれた方から「アクリル板に直接描いているように見える」などの意見をもらったりしました。

この「夜の生き物」は、夜の暗闇に鳥がいるところを描いた絵です。

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2017-07-23
佐竹美香 作品紹介2

こんにちは、今日はあいにくの雨ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

佐竹さんからの作品解説が届きましたので紹介させて戴きます。

 

 

「じーさん」2016年作

じーさん

この絵は、偶然に出来ました。色んな絵を描いては消し、描いては消しを

繰り返すうちに絵の具が盛り上がり、積み重なってきました。

何を描くかよりも、どの色を置いていくかということを考えながら最後は

描いていました。

題名は、絵とは全く関係ないところから付けました。

題名の「じーさん」は、ふざけて友達のことを呼んでいたあだ名です。

 

「ホタル」2016年作

ホタル

この絵も、色んな絵を描いてはうまくいかずに消し、を何度も繰り返すうちに

出来てきた絵です。

最後にどうしようもなくなって、固まってしまった絵の具のチューブの後ろを切って、

パレットではなく、絵の上に直接絵の具を絞り出して完成しました。

その茶色っぽい部分が、その日に見たホタルが飛んでいるような動きにみえたところから、

「ホタル」と付けました。

 

以上です。佐竹さんの絵には様々な色が使われていますが、どれも綺麗に調和していて

色彩が踊っているように感じます。塗り重ねられた色は、堆積して行く時間の

ようでもあり、溶け出していく景色のようでもあります。

気分がグレーになる雨の日にこそ、ぱっと心が晴れやかになるひと時を過ごしてみませんか?

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2017-07-16
佐竹美香展 作品紹介

こんにちは、早いもので7月も半ばを過ぎようとしています。

7月6日から開催中の佐竹美香展、皆様はもうご覧になりましたか?

今回、佐竹さんから作品の解説を頂けましたので掲載させて頂きます。

 

「その木の向こう側」2017年作

その木の向こう側(中央の黄色っぽい作品です)

この作品も他の大型作品同様、展示する直前まで描いていました。

近くの山の風景を描いたものです。

木々の間から、葉っぱが風に吹かれてサワサワしているところや、

木々の間から差し込んでくる光を描きました。

木の手前には生い茂っている草、葉っぱなどがあります。

遠くから鳥の鳴き声が聞こえてくるような風景を描きました。

 

「霧がはれた」2016年作

 霧がはれた

この作品は去年描いたものですが、元々は大きな木を描いていて、

それに行き詰まり、その大きな木を消していきながら、

色を重ねつつ出来上がってきた作品です。

画面の上の方には霧か雲のような重い空気が立ちこめていて、

画面の下の方はようやく霧がはれてきたところです。

絵の具を重ねたりしつつ描きながら、どんな風景を描こうか決めていった作品です。

 

以上、佐竹さんの作品解説でした!

「その木の向こう側」の前に立つと私は秋の空気を感じます。

画面手前の鮮やかな緑色にまず眼を惹かれ、視線を上に移すと、

並んだ木々から黄土色や黄色で塗られた柔らかな木漏れ日が射し込んでいる。

こんなところでお昼寝でも出来たら気持ち良さそうですよね。

 

「霧がはれた」は作品上部、白っぽくて靄がかかった色合いと、

下に置かれたビビッドな色で表された、はっきりとした見通しの

対比が面白く、とても爽やかな一枚です。

夏の明け方、まだ涼しい時間帯を思いながら、スタッフもこの絵を

眺めて楽しんでいます。

 

これからますます暑くなっていく日中、ひと時の涼を取りにギャラリーまで

遊びに来てみませんか?

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2017-07-05
永和システムマネジメント後援・第1回E&Cオープンコール 【佐竹美香展】

永和システムマネジメント後援・第1回E&Cオープンコール

【佐竹美香展】

2017年7月6日(木)~24日(月) 観覧無料

油彩の大型作品(300号,100号)を中心に、約20点の色彩豊かな作品が並びます。

作品写真

*

どこかの海の夢を見た。

足元には砂粒や小石がキラキラと光っていた。

夕暮れの前のようだった。

二つに割れている山の向こうには月が昇っている。

私は急いでどこかに行かなければいけない気がしていた。

たまに波の音がした。

足元には、砂粒や小石が数え切れないくらいに広がっている。

その時、その小さな粒の一つがとてもカラフルにはっきりと浮かび上がって見えてきた。

気がついたら一面のカラフルな砂や小石の浜の上に立っていた。

私はあるだけの絵の具と筆で夜じゅう絵を描き、一晩で完成した。

しかし朝になると絵は溶けてなくなってしまっていた。

そこで目が覚めた。

アトリエに行くと、溶けてもなくなってもいない制作途中の絵があった。

*

佐竹美香|SATAKE Mika

1984年 福井県三方郡美浜町生まれ

2009年 イギリス ブライトン大学 ファインアート交換留学

2010年 名古屋芸術大学大学院 美術研究科 同時代表現研究修了

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開廊時間:12:00~18:00(金曜日のみ12:00~21:00) 休廊日:火・水

※今年度より、金曜以外の閉廊時間が18:00となっております。ご了承ください。

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2017-06-25
作品紹介6

こんにちは。すっきりしない曇り空ですが、寺根千尋展、本日も開催しています!

 

「つれていかれる きゅーたろう」

この作品はイルカが担架に乗せて運ばれて行くのを見て作られた木彫作品です。

連れて行かれる場所は水族館なのか、それとも海に帰るのか。

いずれにせよ、イルカにとっては予想していない事態に違いありません。

にもかかわらず、イルカは何だか楽しそうな表情です。

どんな状況に陥っても面白がれる余裕を持ちたいものですね!

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後ろに貼られているのはポテトチップスがモチーフです。

題名は「スナック菓子のような絶頂感」

一枚一枚に”orgasm”と刻印されています。

SNS全盛期の現代、承認欲求や自己顕示欲が

スナック菓子を摘むように手軽に満たせます。

止めようと思っても手を伸ばさずにはいられない。

そんな膨らみ続ける思いの流れ着く先はどこになのか。

壁一面を埋め尽くしているポテトチップスを前に、

しばらく考え込んでしまいました。

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「あなたもよっぽどかわいいよ」

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一度見たら忘れられないインパクトのこの作品。

ダマスカスゴートと言う、実在の山羊がモチーフです。

眼の中の♡は自己肯定感の表れで、あるがままの自分の個性を

包み隠さず受け入れる強さが表されています。

 

寺根千尋展も明日で最終日。18:00までとなっています。

作品解説もこれで最後。皆さんの鑑賞の一助になれば幸いです!

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2017-06-24
作品紹介5

寺根千尋展もいよいよ月曜日までとなりました。

今日は本展で1、2位を争う人気のある作品を紹介

したいと思います。

「にゃんこくりーむ」と「ぐみつのこじか」です。

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「にゃんこくりーむ」は、子猫が生クリームを

舐めているのを見て思いついた作品だそうです。

子供の頃、好きな物を目の前にするとそれ以外は

見えなくなることはありませんでしたか?

幼い頃の純粋さ、何かに一心に取り込むひたむきさ。

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こちらは、「ぐみつのこじか」

勇ましい角が欲しいのに、こじかなので生えて来ないので、

グミで出来た角で代用しているのだといいます。

大人になることへの期待や待ちきれない焦燥は、

成長して行く過程で誰もが一度は味わいますよね。

子供の頃に誰もが口にしたであろうグミ。

甘酸っぱい味の思い出と相まってノスタルジックな

感覚になります。

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忙しい毎日を過ごしている中で、忘れがちになってしまう気持ち。

絵や作品を見ることで気付いたり、取り戻す事もあるのではないのでしょうか?

E&Cギャラリーは18時まで皆様をお待ちしています!

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2017-06-23
作品紹介4

本日は21時までということで、夜に相応しいダークで重たい作品を

紹介します。

「だってうさちゃんだもん」

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皆さんはドレイズテストというテストをご存知でしょうか?

化粧品の毒性を試す動物実験がモチーフなのがこちらの作品。

可愛くなりたい、綺麗になりたいという欲望が実は沢山の犠牲の上に

成り立っている、という事実。

「ぼくのだよ」

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皮を取られるワニをイメージした作品です。

後ろにいるのは人で、皮を狙って眼をギラギラさせているのだそう。

皮を守るためにピッチリとスーツを着ています。

「まみれている」

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泡で殺処分されるニワトリをモチーフにしたのはこちらの作品。

泡の中から顔を出してこちらを覗き込んでいます。

汗をかいているのは、死に直面しているからなのでしょう。

これら3点は、人間のエゴの犠牲になっている動物達です。

一見カラフルでポップなのに、伝わるメッセージは現代社会を反映している。

寺根作品の奥が深さ、味わってみませんか?

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2017-06-18
作品紹介3

 

『かくれてる』

この作品のモデルになったのは、シュバルツナーゼ(ブラックノーズシープ)

という顔の黒い羊です。

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目や口が見えない、表情の読めない羊達。個性がある筈なのに顔の見えないネット社会の

匿名性、その不気味さや掴み所のないモヤモヤとした不安感をその姿に重ねてみたのだと

寺根さんは言います。

見えているようで実態が離散してしまう不安な感覚は、私たちも心のどこかで感じて

いながら蓋を被せてしまっている部分なのかもしれません。

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それにしてもふわふわして綿菓子みたいな毛並みですよね。

竹串の後ろの方を使って柔らかい感じを出したのだそうです。

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このお尻の丸みがたまらない感じなんですよ!

日曜のゆったりした午後、この子達に会いに来てみては如何でしょうか?

 

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2017-06-17
作品紹介2

本日紹介するのは『ゆめみてるオオカミ』『ゆめみてるバク』です。

仲良く寄り添って眠っているという2匹はとても気持ち良さそうで、

こんな午後の穏やかな昼下がりにはこちらまでつられて眠ってしまいそうです。

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眠っている自身の顔を見ることは出来ず、どんなに隣にいても夢を共有することは

出来ない。甘やかな中に潜む孤独がそこにはあります。

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寺根さんの作品は毛筋の一本まで細かく作り込まれており、

至近距離でずっと見ていても見飽きません。

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夢を食べるというバクは、どんな夢を見ているのでしょうか?

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オオカミの後面にはなんと唇があるんです!

購入した人だけが見られるお楽しみ…。

寺根さんは土、日と在廊の予定です。お話ししてみると、作品を見る時に

新たな発見が有るかもしれません。

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2017-06-16
作品紹介

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昨日から寺根千尋展が始まりました。

この作品の名前は『行為の味』並漉粘土にアクリル絵具で彩色されています。

一羽の鳥が留った手に握られているのは、柔らかそうな唇と星を散らした一筋の髪。

側面には金色の意味深な文字が…。まだ、もっと、なのに。

キュートさの中に隠された欲しいと言う欲望。

写真では伝えきれないですが、実物はもっと鮮やかで

綺麗な色をしています!ぜひ遊びにきて見てみて下さいね。

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2017-05-11
2017/6/15-26 寺根千尋展

 寺根作品写真ブログ1

寺根千尋展

2017年6月15日(木)~26日(月) 観覧無料

会場:NPO法人E&Cギャラリー

開廊時間:12:00〜18:00(金曜日のみ12:00〜21:00) 休廊日:火・水

「かわいい」をテーマに制作しています。
「かわいい」という心地よい侵略は、まるで耐える必要のない苦痛。
それは絶えず増殖していくのに気がつきもしないまま
私のからだは蝕まれて、麻痺していく感覚があります。
その麻痺したからだに触ってみるように
「かわいい」の中にあるグロテスクさや違和感を表現したいです。

 

 寺根作品写真ブログ2

寺根千尋|TERANE Chihiro

1993年 福井県生まれ

現在 福井大学教育地域科学部 芸術・保健体育コース 美術教育サブコース 4年
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2017-04-02
本日ハラパ展最終日

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ハラパ・福井交流現代美術展 Report Exhibitionは本日19時までの開催です。

メキシコのハラパと日本の福井、ローカルな風土という共通点を持ちつつ、個々の作風の違いが光る展示です。お見逃しなく!

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